菅原⽞奨
現代⼈のフォルムや⾝体性をテーマに、塑造技法を起点としたFRPや⽔性樹脂による具象彫刻を制作している。
近年ではスタイリストとの協働を通じて具象彫刻の新たな可能性を探る⼀ ⽅、タイ・バンコクのプライベートミュージアムでレジデンス制作を⾏うなど活動の場を広げている。主な受賞歴に'17年「群⾺⻘年ビエンナーレ2017」奨励賞、'18年「2018年度東京造形⼤学卒業・修了作品展」 ZOKEI 賞などがある。
PUBLICADは、Museum of Imaginary Narrative Arts(MINA)が初めて開催する展覧会です。
ミュージアムをオープンするにあたり最初に注目したのは、その存在を世界に伝える最も象徴的な媒体である「ミュージアムポスター」でした。
ポスターが担う役割を「広告性」と「公共性」のふたつに分解し、グラフィック、スカルプチャー、の2人の作家による作品を通して、アートが”メディア”として果たしうる役割を探ります。
メディアは、特定の情報や視点に触れる機会を増やすことで、社会問題や政治への関心を喚起し、文化を豊かに変容させてきました。
都市そのものをメディアとして捉えるなら、日本の、特に渋谷のまちは、広告によって埋め尽くされていると感じるでしょう。渋谷は、広告と都市が一体化した象徴的な場所として世界に認識されています。
しかし、情報とサービスで溢れる現代社会において、広告は短時間に量産され、スキップされる対象となり、「人の関心を惹きつけるもの」としての役目を果たしにくくなっています。
MINAは、アート作品を「豊かな暮らしに長く寄り添うメディア」として捉えます。
都市の中で日々生まれ、消費され、忘れられていく広告のリズムとは異なる時間軸を持つ作品に触れながら、来場者がそれぞれの“公共”を再考し、想像しなおすための場となることを目指します。
現代⼈のフォルムや⾝体性をテーマに、塑造技法を起点としたFRPや⽔性樹脂による具象彫刻を制作している。
近年ではスタイリストとの協働を通じて具象彫刻の新たな可能性を探る⼀ ⽅、タイ・バンコクのプライベートミュージアムでレジデンス制作を⾏うなど活動の場を広げている。主な受賞歴に'17年「群⾺⻘年ビエンナーレ2017」奨励賞、'18年「2018年度東京造形⼤学卒業・修了作品展」 ZOKEI 賞などがある。
1993年生まれ。アニメーションに影響を受けた独自のドローイング表現を中心に、イメージによって認識、共有される世界の仕組み、またはその世界の外側にある制御不能な現象について、映像、彫刻、インストラクション、インスタレーションなどのメディアを横断し作品を制作する。